ホワイトニングに副作用はあるの?予防法と対処法まで伝授します。

prevent side effect

歯にライトを薬剤を塗って、人工的に歯を白くするなんて、いくら美しくなるとは言え、「副作用があるのでは?」「歯に悪い影響があるのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。

今回は実際にホワイトニングをしたときに起こりうる副作用の症状や、副作用の予防法・対処法を紹介していきます。

安心・安全にホワイトニングをしていきたいという方は是非参考にしてください。

ホワイトニングの副作用の症状ってどんな感じ?

ホワイトニングの副作用は95%以上が知覚過敏症状(歯や歯肉がしみたり、ヒリヒリする)といわれています。
全く症状を感じない人もいますが、痛みにものすごく強い人でなければ、ほとんどの人が痛みを感じます。

痛みに弱い方だと、鎮痛剤をもらっても5日ほど痛みが惹かないというケースもよくあるようです。

全く我慢ができない痛みではないのですが、歯に染みるような不快な痛みは、多くの方が経験したことのない痛みで、ホワイトニングをしたことすら後悔する方もいるそう。

このホワイトニングによる痛みは、一般的には24~48時間で消えるといわれていますが、歯に小さな傷があったり、知らぬ間にエナメル質が薄くなっているなっていたりすると痛みをより強く感じます。

副作用はなぜ起きる?

ホワイトニングには、歯を白くするための専用の薬剤を使用します。

このホワイトニング薬剤は、歯科医院でのホワイトニングであれば、厚生労働省やアメリカの認可を得ている安心安全なものです。ただし、安心・安全であるからと行って、痛みがないわけではありません。

reason why whitening cause side effect

ホワイトニング薬剤の主な成分は、過酸化水素を用いたものです。この過酸化水素はホワイトニング効果が高く、多くの歯医者さんで使われているものありますが、痛みを強く感じる原因にもなります。

(ホワイトニング直後に痛みを感じることはありますが、ホワイトニング薬剤自体は歯周病の治療にも使われているものなので、健康的な問題はありません。)

健康的に問題ないとはいっても、痛みが出てしまうことには変わりないようですね。
でも、痛みが出てしまったときに無理するのも禁物ですよ。

ホワイトニングをしたら時間とともによくなると割り切って、痛みが治まるまで我慢が必要です。

ただし痛みを感じて、さらにそれが気になるようであれば、一度ホワイトニングを中断し、痛みが落ち着く2~3日後に再びホワイトニングを開始しても良いでしょう。

副作用がでないようにするために

prevent side effect

いくら時間とともに痛みが減るといわれていても、誰しも痛みを経験するのは避けたいところですよね。

白くて美しい歯を持続していくためには、一度ホワイトニングを行うだけでは持続性はありません。
長くホワイトニング効果を持続させるためにも、継続的にメンテナンスが必要ですが、その度に副作用に悩むのもつらいですよね。

では、ホワイトニングの副作用を少しでも減らす方法はあるのでしょうか。
ホワイトニングの副作用をゼロにすることは不可能ですが、事前に対策をしておくことは可能です。

その代表的な方法としては、次の3つがあります。

 icon-hand-o-right ホワイトニングの副作用を避けるために
  • 虫歯の治療をしてからホワイトニングを始める
  • 歯の表面を傷つけないように歯磨きする
  • しみにくいホワイトニングを行う

虫歯の治療を終えてからホワイトニングに取り掛かる

ホワイトニングで強い痛みを感じる原因の一つに、虫歯があります。

虫歯は歯に穴をあけてしまうため、例えるなら、傷口に消毒液を塗ってしみるのと同じように、健康な歯よりもずっと激しく痛みを感じます。

そのためホワイトニングを行うと決めたら、開始前にしっかりと歯科医師とのカウンセリングを行い、虫歯の治療を終えてからスタートするようにしましょう。

歯の表面が傷つかない歯磨きを心がける

ditifrice after whitening

近年では減ってきてはいるものの、市販の歯磨き粉には研磨剤が含まれているといわれています。

研磨剤は、ステインの除去に役立つ成分なのですが、成分が強すぎて歯を削ってしまうため、歯の表面のエナメル質と言われる層を削って、その奥になる象牙質が傷ついてしまいます。
神経に直接薬剤がいきわたってしまうので、ホワイトニングの際に痛みを感じやすくなります。

このように、私たちが普段使っている歯磨き粉には、強い洗浄能力があっても歯を傷つけてしまうことがあります。

こればかりは自覚症状も少なく、素人目では分かりにくいので、ホワイトニング開始前に、しっかりと歯科医師に相談をし、対策を取るようにしましょう。

以下の記事では研磨剤を使わないホワイトニング歯磨き粉を紹介しています。歯を傷つけない上に、これらの歯磨き粉自体が歯を白くする効果を持つので、気軽にホワイトニングをスタートしたい方におすすめです。

研磨剤なしのホワイトニング歯磨き粉ランキング!効果と安全性を両立できるのはどれ?

2017.01.01

しみないホワイトニングをする

ホワイトニング効果が高いといわれている、過酸化水素や過酸化尿素を使用したホワイトニングは、強い痛みを感じます。
この痛みがつらいとの声が多く挙がったこともあり、ホワイトニング薬剤にもさまざまな種類のものが増えてきました。

最近多くみられる「FAPホワイトニング」という方法は、日本人が発明をし、痛みが少ないホワイトニングといわれています。

FAPホワイトニングは、レーザーなどでホワイトニング剤の効果を高める一般的なホワイトニングと比べると効果が現れるのに時間はかかります。

通院回数も求める白さによって変化をしますが、5~10回の通院が必要となってきます。
多くの方がホワイトニングに速効性を求めているかと思いますが、「強い痛みを感じるくらいなら時間をかけたい」という方にはおすすめです。

逆に通常よりも時間がかかるので、短期間で希望の歯の白さにしたいとお考えの方や、通院回数を減らしたいという方は、一般のホワイトニングの方が適しています。

たしかに一般的なホワイトニングよりも即効性はないFAPホワイトニングですが、副作用が心配な方にはおすすめです。
その安全性の高さは、お子さんにもおすすめできるほどです。

「FAPホワイトニング」はお子さんにもおすすめ!

FAPホワイトニングは歯にやさしく痛みもないので、中学生でも受けることができます。

通常のホワイトニングは永久歯がしっかりと形成をされてからでしか施術を受けられないことが多いですが、刺激の少ないホワイトニングなので、低年齢でも施術が可能です。

その場合は、必ず医師のしっかりとしたカウンセリングが必要となりますが、虫歯になりにくくなるので、若い子たちから人気が出るのも納得ですね。

痛みが気になる場合は、このホワイトニング方法をお試しください。

ホワイトニングの副作用が出たときの対処法

「ホワイトニングをしたら痛みが出てきてしまった…」というときは、以下の対処法を試してみてください。

 icon-hand-o-right 副作用で痛みが出た時の対処法
  • 知覚過敏用歯磨き粉を使う
  • 冷たい飲み物・食べ物を避け、温かいものにする
  • 歯科医師から処方された鎮痛剤を飲む

特にホワイトニングをした直後は、歯に刺激の少ない歯磨き粉を使うようにしましょう。
またホワイトニング後に冷たいものを口にすると痛みが倍増してしまうので注意してください。

どうしても痛みが気になる場合は、再度歯科医院を受診して、鎮痛剤を処方してもらいましょう。

予防法と対策法を押さえて、痛みのないホワイトニングを

普通にホワイトニングを受けると、ほぼ間違いなく「歯の痛み」という副作用が起きます。

ただし今回ご説明したように、この副作用にはしっかりと予防法や対策法があります。痛い思いをせずに、歯を白くしていけるとよいですね。

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