テトラサイクリンって何?ホワイトニングができないって本当!?

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「テトラサイクリンにはホワイトニングが効かない」そんなことを聞いたことはありませんか?テトラサイクリンは正しい治療法をとらなければ、逆効果になってしまうことがあります。

今回はそもそもテトラサイクリンとは何か、その治し方まで解説していきます。

テトラサイクリンとは一体何?原因は?

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テトラサイクリンとは飲み薬の成分である抗生物質のことを指します。

あごの中で永久歯がつくられている幼いころに、テトラサイクリン系の抗生物質を処方され、それらが影響して歯がグレー色っぽく変色をしてしまうことがあります。

中にはグレー色に変色している部分が、歯全体ではなく一部分のこともあります。また、歯が黄色やオレンジなどの色に変色する場合も。

テトラサイクリン歯は、光に反応をし、色がより濃くなったり、一時的に治って見えたりします。この歯自体の健康状態が悪いわけではなく、薬の副作用により変色をしているだけです。

しかし見た目がどうしても悪くなってしまうので、多くの方が悩みを抱えてしまいます。

テトラサイクリン歯を白くする方法

以下がテトラサイクリンによる変色の歯を白くする方法の一覧です。

治療法 効果と方法
セラミックをつかった「ラミネートべニア」 歯の表面を少し削り、セラミックの人工歯を歯の表面に張り付ける治療法。

セラミックは変色をしないといわれているので、長期間キレイな状態を保つことができます。

また期間も約2か月と短期間で行えるので、施術に時間がかからないのも魅力です。

コンポジットレジン 虫歯の治療時に使う歯科用プラスチックの「コンポジットレジン」という詰め物をする治療法です。

プラスチックのため変色しやすく、時間と共に劣化をするものなので、2~3年置きにメンテナンスが必要です。

歯のマニキュア 爪のマニキュアのように歯に塗るタイプの白いコーティング剤です。

市販のものは1日、歯科医院で行えば1か月持続しますが、市販のものであれば食事で剥がれることもあり、長期的なものではありません。

結婚式など、「この日は歯を白くしていたい」というタイミングに使うのがよいでしょう。

ホワイトニング テトラサイクリン系の変色した歯は、ホワイトニングで治せるものと治せないものとに分かれます。

もしホワイトニングを行う場合はしっかりとしたカウンセリングが必要です。

歯を白くする方法も様々あり、ライフスタイルや時間などの都合に合わせて治療を進めることができます。

ホワイトニングで治療できる分かれ目って?

軽度のテトラサイクリンの影響であったり、黄色っぽく変色をしている歯であれば、ホワイトニングでの効果を得ることが可能です。

色が濃く出てしまっている場合でも、ホームホワイトニングで長期間施術を行ったり、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの併用で、ある程度まで白くすることができます。

ホームホワイトニングとは、歯科医院に行って自分専用のマウスピースをつくってもらって、自宅で行うホワイトニング。
オフィスホワイトニングは歯科医院で歯医者さんに直接やってもらうホワイトニングです。
歯の状態によって、向いている方法や効果が違うので、チェックしておきましょう。
歯の色 オフィスホワイトニング ホームホワイトニング
薄黄色 継続して行うことで〇
薄いグレー △(真っ白にはならない)
濃いグレー、縞、まだら × 継続して行うことで△
オレンジ色 オームホワイトニングとの併用で〇 オフィスホワイトニングとの併用で〇
茶色 ホームホワイトニングとの併用で〇 ホームホワイトニングとの併用で〇

上の表はあくまで目安です。実際に治療を受ける場合は、施術の前にしっかりと歯医者さんのカウンセリングを受けましょう。

上の表のように、方法や症状によって効果があるケースはあるものの、テトラサイクリン系の変色歯は、ホワイトニングで白くなっても後戻りをしやすいといわれています。

そのため、自宅のみで行うホワイトニングよりも、定期的に歯科医師のカウンセリングを受けることができるオフィスホワイトニングの方が効果的です。

縞模様になっていたりまだらな場合は、ホワイトニング効果を得ることは難しいといわれています。
その場合は、歯科医師と相談をしながらオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを長期間行うと効果が期待できるでしょう。

また歯の根元に向かって色が濃く出ている場合は、ホワイトニングでは解決ができません。その場合は「ラミネートべニア」での治療法が最も効果的です。

治療の選択は慎重に!

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基本的には、歯科医師と定期的に相談をしながら進めていけるオフィスホワイトニングがおすすめですが、治療方法は慎重に選択するようにしましょう。

前述の通り、テトラサイクリン歯は、ホワイトニングをしても後戻りしやすいです。

半永久的に白い歯にしたいのであれば、セラミックのラミネートべニアが一番理想的ですが、治療の一環として健康な歯を削ったり、接着剤を使用したりと、リスクが高いです。

ホワイトニングの通院が面倒で、被せ物のラミネートべニアを選択しがちですが、健康な歯を失うことは大きなデメリットです。

最終判断をするまでは、歯科医師としっかりとカウンセリングをして納得のいく形での治療を進めていけるようにしましょう。

治療にかかる費用と時間はどれくらいなの?

最後にテトラサイクリンによる変色を治療するための費用や期間の目安を紹介するので、参考にしてください。

治療法 費用 時間
ラミネートべニア 1本約12万~15万円 約2か月
コンポジットレジン 1本約3万~5万 約1か月
歯のマニキュア 市販のものなら数千円 市販のものなら数分
ホワイトニング 1本約1万~5万 変色度合いによる

治療にかかる費用に関しては、各歯科医院によって異なります。また変色度合いにより時間も変わってくるので、上記の表は大まかな目安と考えてください。

これにメンテナンス料金もかかると考えたら、トータルの金額はかなり高額のものとなってきます。

オフィスホワイトニングの場合、歯のホワイトニング1本あたり1万~5万円といわれていますが、これにホームホワイトニングを併用したら、プラス3万~5万かかるようになります。

ホワイトニングの場合、通常の歯でも半年で色が戻りはじめ、約2年でホワイトニング前の色に戻るといわれています。

半年以上経ってしまい、歯の色が大きく後戻りしてしまった場合は、ホワイトニング自体をはじめからやり直さなくてはならない可能性もあるので、定期的にカウンセリングを受けるようにしましょう。

テトラサイクリンは治療以上に相談が大事!

テトラサイクリンが含まれる薬は、昔は多く流通していましたが、多くの子供たちが成長と共に変色した歯に悩まされるという副作用がわかったため、最近ではほとんど見られなくなりました。

しかし一度変色してしまった歯を元の色に戻すのは非常に難しいことなので、現在でも変色した歯に悩んでいる人は多くいます。

ホワイトニングやラミネートなど、さまざまな治療方法で変色を治すことができますが、どれもリスクがつきものです。

ホワイトニングの場合は元の歯の色に戻りやすいというリスクがあるため、費用も時間もかかってしまいます。

ラミネートは健康な歯を削っての治療になるため、半永久的に歯の白さを保つことができても、健康な歯は戻ってきません。

このようなことを考えると、治療と同じくらい、もしくはそれ以上に相談・カウンセリングが大事といえます。

治療後に後から後悔をしても遅いので、治療前にしっかりと歯科医師と相談をして、後悔がないようにオフィスホワイトニングをするようにしましょう。

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