歯周病の症状とは!放置すると歯がなくなるってホント?

periodontal disease signal

りんごをかじったり、歯磨きをしただけで歯茎から出血した…。そんな方は、知らないうちに歯周病になっている可能性があります。

実際に、歯周病と聞くと多くの方は「歯茎からちょっと血が出る程度」とイメージされるかもしれませんが、実はそのまま放っておくと歯がぐらついて抜けてしまうこともあります。今回は、知らずに悪化させてしまうととても怖い歯周病の症状と、その治し方をお伝えします。

歯周病ってなに?当てはまっているかチェックしよう!

歯周病の症状

periodontal disease symptom

歯周病とは名前の通り歯の周りに起こる病気です。具体的には歯の土台である歯肉に炎症が起きて、出血するなどの症状が見られます。

健康な歯肉は薄いピンク色をしており、引き締まった状態です。歯と歯の間にも歯肉がしっかりとついており、歯のぐらつきなどもありません。

しかし歯周病になると歯肉に炎症が起きてきます。歯肉の色もピンク色というよりは赤く見えるようになってきて、丸みを帯びて膨らむなど締まりもなくなってくるのです。

歯肉が炎症を起こし、ダメージにも弱くなっているため、歯磨きしただけで簡単に出血することが多くなります。

あなたはいくつ当てはまる?歯周病のチェックリスト

歯周病にはいくつかの特徴的な症状が現れます。以下に示すチェックリストに当てはまっている場合には歯周病の可能性がありますので、ここでチェックしてみましょう。

 icon-hand-o-right 歯周病チェックリスト!
  • 口の臭いが気になる
  • 歯磨きをすると出血する
  • 歯肉が腫れていたり赤くなったりしている
  • 歯の間に隙間ができた、出っ歯になった気がする
  • 硬い食べ物などがかみにくい
  • 歯肉が痛かったりかゆかったりする
  • 起床時、口の中がねばつく
  • 歯が長くなったように感じる

以上、8つのチェックリストのうち3つ以上当てはまる場合には歯周病予防を始めるべきです。

6つ以上当てはまる場合には歯周病が進んでいる可能性があるため、適切な治療を考える必要があります。また、すべてのチェックリストに当てはまった方は、すでに歯周病がかなり進んでしまった危険な状態と言えるでしょう。

歯周病の症状が進むとどうなる?

初期の歯周病の症状

歯周病のはじめの段階では、歯肉の色がピンクから赤色へと変わり、歯磨きなどで簡単に出血するようになります。このような状態は歯周病の中でも歯肉炎と呼ばれます。

歯肉炎になりますと、腫れた歯肉と歯の間に歯垢が溜まりやすくなるため、症状がどんどん悪化してしまう可能性もあるため注意が必要です。

歯がぐらつくと危険信号!

periodontal disease signal

歯肉炎が悪化すると今度は歯周炎という状態になります。歯周炎では歯肉の腫れが進み、歯肉の色も常に出血を伴うような赤紫色へと変化していることが多いようです。歯周炎の状態になると、歯磨きの際に出血だけでなく膿が出てくるケースもあります。

そして歯周炎の最も危険な症状は、歯の土台である骨が溶け始めることです。 こうなると、歯の土台が歯を支えることができなくなり、歯のぐらつきが起こるようになります。

先ほどの歯周病チェックリストに「歯の間に隙間ができた」という項目がありましたが、これも、歯を支える力が弱まってきたために起きた症状です。

もちろん日頃から歯周病の予防をしっかり行うことが大事です。
ただ最も歯周病を意識しないといけないタイミングが、「歯のぐらつき」を感じたとき。
最悪の場合、歯を失ってしまうこともあります。

歯を抜く必要が出てくるケースも

歯周病が進んでひどい歯周炎になりますと、歯を支えることができなくなり歯がぐらついてきます。当然、このまま放っておくとちょっとした衝撃でも歯が抜けてしまうケースがあります。

さらに、歯周病があまりに進んでしまいますと、歯医者さんに行っても有効な治療方法が無く、最終手段として抜歯(歯を抜くこと)をしなければならなくなる可能性も出てきます。

このようなことにならないためにも、毎日のケアがとても重要になります。歯周病にならないように、毎日お口のケアを行い、万が一歯周病になってしまったら、早めに有効な対策を行うことが不可欠といえるでしょう。

歯周病の予防法・治し方は?

 歯磨きが歯周病の予防&治療に

periodontal disease prevent

歯周病は、歯垢の中に存在する細菌が原因で悪化してしまいます。
したがって、歯のぐらつきなども起きていない軽い歯肉炎の状態ならば、 毎日の歯磨きによって口内環境を改善することが期待できます。

毎日の歯磨きを行うことできちんと歯垢を除去して、傷んだ歯肉の炎症を改善することは、歯周病改善にも効果的です。 なお、歯垢をきちんと落とそうと、力を入れて磨いてもあまり意味はありません。

歯周病予防のための歯磨きの仕方としては、次のようなことに注意しましょう。

 icon-hand-o-right 歯周病予防のための歯磨きの方法
  • 力を入れすぎず、毛先を細かく動かす
  • 歯と歯茎の間をしっかり磨く

力を入れると歯ブラシの毛先が開くので、歯垢がきちんと落とせないだけでなく歯肉や歯に余計なダメージを与える原因となります。 あくまでも軽めの力で、毛先を細かく動かすようにしてください。

歯の磨き方についてのもう一つの注意点は、歯と歯茎の間をきちんと磨くと言うことです。歯と歯茎の境目には歯垢が溜まりやすく、磨き残しは歯周病の原因となってしまいます。
ただし先ほどもご説明したように、力任せに磨くと歯と歯肉にダメージを与えてしまいますので、軽めの力でやさしくマッサージするようなイメージで磨いてください。

また、普通の歯ブラシだけではどうしても磨きにくい部分もあることでしょう。例えば、歯と歯の隙間の歯垢を落とすなら、歯間ブラシやデンタルフロスを利用することも効果的です。

進行した歯周病には手術や再生治療が行われるケースも

歯周病が進んでしまうと、毎日の歯磨きなどのセルフケアだけでは改善できないケースが多いです。

歯の表面につく汚れ(歯垢)は、時間が経つと歯石となります。歯の表面の歯垢が固まり歯石になってしまうと、歯磨きだけで除去することは難しくなってしまいます。このような場合は歯医者さんで、専用器具を使って歯垢や歯石の除去を行うことが有効です。

歯がぐらつく場合の治療としては、噛み合わせ調整が行われる場合があります。歯がぐらついてままでは、歯や歯肉への負担も大きくなるため、歯を削ったり、あるいは健康な歯と接着剤で固定したりするなどの処置が行われます。

また、歯周病の進行によって歯の骨が失われるケースもありますが、それを元通りにする手術(再生治療)が進められる場合もあります。いずれも、歯周病の進行具合を見て歯医者さんが判断してくれるため、説明をよく聞いて、適切な治療法を判断するようにしてください。

歯を失うことにならないよう、日頃から対策しよう!

歯周病には、大きく分けて2つの段階があります。まずは歯肉炎で、その進行によって歯周炎という状態になります。

歯周病が進むと、歯肉の炎症がひどくなり、歯を支える骨にまでダメージが及ぶため、歯がぐらついて抜けてしまう可能性も高くなります。

歯周病を甘く見ていると、歯を失うという最悪の結果になってしまいますので、早めの治療に加えて、毎日の歯磨きによる歯周病予防が重要といえるでしょう。

歯周病は歯垢の中に存在する細菌が原因となります。そのため毎日の歯磨きによってきちんと歯垢を取り除くことが何よりも効果的な歯周病予防にもなるのです。 軽い歯周病であれば、毎日の歯磨きによって、改善を期待することもできます。

今回ご紹介した正しい歯磨きを実践しつつ、歯周病の予防・改善に努めましょう。

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