歯周病を防ごう!原因と予防法を紹介します。

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歯周病になると、歯肉が炎症を起こし出血しやすくなります。

放置すれば歯茎が痩せてきてぐらつくようになり、最後は歯を支える土台が溶けて歯が抜けてしまうこともあるのです。このように歯周病はとても怖い病気なので、今回はその原因と予防法について解説していきます。

結局大事なのは、普段からの歯磨き

歯周病の怖さ

periodontal disease is bad

初期の歯周病は歯茎から出血する程度のごく軽い症状です。痛みなどもほとんどありません。しかし、進行すると歯の土台の骨が溶けて歯のぐらつきや歯が抜けることにもつながるのが恐ろしい点です。

しかし、歯周病の本当の怖さは歯がなくなることではありません。歯周病の本当の強さは、症状が進んだ場合に死亡するケースがあるということです。

口の中が不衛生で歯周病菌が増えた状態だと、影響が血管の中にまで届く可能性が出てきます。

例えば、歯周病菌によって血管が細くなることがありますが、これは歯周病菌の刺激が動脈硬化を発生させるためです。
こうなると血管の中に沈着物ができてしまいます。

そして、その沈着物が剥がれて血管などに詰まれば、心筋梗塞や狭心症を引き起こす可能性があります。また、沈着物が脳の血管を詰まらせれば脳梗塞となり、いずれも致命傷となる危険性があります。

歯周病の症状について、詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

歯周病の症状とは!放置すると歯がなくなるってホント?

2017.03.04

歯磨きがなぜ歯周病予防になるのか

歯周病は進行すれば歯だけでなく命までも失う危険性もある大変怖い病気ですが、もともとは歯肉に細菌が感染することで起きます。

私たちの口の中には300種類以上の細菌が存在します。普通は悪さをする細菌では無いのですが、 不十分な歯磨きなどによって歯の表面に歯垢がついたままだと、普通以上にどんどん増殖してしまうのです。これが、歯周病や虫歯の原因となってしまいます。

逆に言えば、正しい歯磨きによって歯垢をきちんと除去しておけば、歯周病の予防にもなるということです。

そもそも歯周病の原因になるのは、口の中で細菌が増殖してしまうこと。普段の歯磨きから細菌の増殖を防ぎましょう。
そして歯周病の予防法は歯磨きだけではありません。ここからは、歯磨き以外の歯周病予防の方法を解説していきます。

歯磨き以外の歯周病予防①生活習慣にも気をつける

歯磨きが不十分なこと以外にも、歯周病を進めてしまう原因がいくつかあります。その多くが生活習慣に関係するものなので、気をつけるようにしてください。 具体的には以下のような要因が、歯周病を進める原因となります。

 icon-hand-o-right 歯周病の原因になる生活習慣
  • タバコ
  • ストレス
  • 歯ぎしり・かみしめなどのクセ
  • 合わない銀歯・詰め物や義歯
  • 不規則な食習慣
  • 糖尿病、ホルモン異常、骨粗鬆症などの病気・疾患
  • 長期にわたる薬の服用

上に挙げた例の中であてはまるものはあったでしょうか。病気や疾患、薬の服用は仕方がないとして、食習慣や生活習慣は心がけ次第で改善できることもあります。

特にタバコは歯周病にかかるリスクを大幅に増大させます。具体的には1日10本程度喫煙すると、歯周病にかかるリスクが5倍以上も増大します。

また、タバコを吸っている年数が長いほど、さらに歯周病にかかるリスクが増えていきますので、歯周病予防の観点からは禁煙することがおすすめです。

さらに糖尿病と歯周病には深い関係があります。糖尿病の方は歯周病にかかりやすく、歯周病にかかると糖尿病が悪化しやすいと言われています。しかしながら、歯周病の治療が糖尿病改善にも効果があることが判明していますので、できるだけ早く歯周病ケアを始めることが望ましいといえるでしょう。

歯磨き以外の歯周病予防②定期的に歯医者で歯石をとってもらう

上でご説明したように、歯の表面に着く歯垢が歯周病の原因になってしまいます。たった1mgの重さの歯垢の中にも、約10億個もの細菌が住んでいるため、 細菌の感染によって歯周病が起こりやすくなってしまうのです。

この歯垢が固まったものが歯石です。歯石はもともとは歯垢なので、もちろん歯周病の原因となります。ただし歯石は普通の歯磨きでは完全に除去することが難しいため、歯医者さんで定期的に取ってもらう事がもっとも効果的な対策法です。

歯周病予防に効果的なケアグッズの選び方

最初にご紹介したように、歯周病予防の基本は毎日の歯磨きです。特に気を配りたいのが歯磨き粉選びで、歯周病予防に最も効果が期待できる製品を選びましょう。

歯周病予防のための歯磨き粉選びで気をつけたいポイントとしては次の3つが挙げられます。

icon-hand-o-right 歯周病を予防する歯磨き粉の選び方
  • 歯ぐきの健康に良い成分が入っている
  • お口の中の汚れをしっかり除去してくれる
  • 医薬部外品
periodontal disease prevent goods

  歯ぐきの健康に良い成分が入っている製品

歯周病予防には、歯ぐきの健康に気を配った成分が配合された歯磨き粉が望ましいといえるでしょう。たとえば、抗酸化作用やコラーゲンの合成をサポートする働きがあるビタミンCなら、歯茎の健康にとって良い効果が期待できます。ビタミンCならば歯ぐきの健康を保つのにひと役買ってくれるでしょう。

この他、「シメン-5-オール」という成分は口の中の雑菌を減少させる効果が期待でき、また、アラントインという成分には、歯茎の炎症や腫れを抑えて歯周病を予防する効果が期待できます。

白く美しい歯を手に入れたいという方以外でも、歯周病予防を考えている方はぜひともこのような成分が含まれている歯磨き粉を選ぶとよいでしょう。

汚れをしっかりと除去してくれる製品

歯周病予防には、歯垢などの汚れをしっかり除去する必要がありますので、高い洗浄力が期待できる歯磨き粉を選びたいところです。

最近話題の「ホワイトニング歯磨き粉」と呼ばれるものの多くには、汚れを浮かせてはがしてくれるポリアスパラギン酸(PAA)ほか、汚れが再び歯につくことを防いでくれるリンゴ酸がダブルで配合されています。

汚れをしっかりと除去する歯磨き粉のなかには、研磨剤を配合したものも多く存在します。

医薬部外品の製品

歯周病予防を掲げる歯磨き粉は数多く存在します。しかし、そのすべての製品にある程度以上の効果が期待できるのかは疑問です。

歯周病予防の効果を期待するならば、医薬部外品の歯磨き粉に注目しましょう。
医薬部外品は、厚生労働省がその安全性や効果をしっかりと認めているものです。選ぶべきかどうかの大事な基準になるでしょう。

おすすめは研磨剤なしの、ホワイトニング歯磨き粉

以下の記事では、ここまででご紹介した3つの基準を満たしているホワイトニング歯磨き粉を紹介しています。

研磨剤なしのホワイトニング歯磨き粉ランキング!効果と安全性を両立できるのはどれ?

2017.01.01

お口の中を健康にして歯周病を防いでくれるだけでなく、歯を白くするという効果も持っているので、是非参考にしてみてくださいね。

まとめ

歯周病は大変怖い病気ですが、毎日の歯磨きと生活習慣を見直すだけでも、充分な予防効果が期待できます。

簡単な話、口の中で最近を増殖させなければいいので、毎食後しっかりと歯磨きをするだけでも大きな予防法になるでしょう。

また、ただ歯を磨くだけでなく、「何を使って磨くか」も大事。研磨剤を使っておらず、健康的にお口の中の汚れを落とせる歯磨き粉を選びましょう。

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