ホワイトニングと聞いて、「歯に薬剤を塗って白くするなんて、身体に悪いんじゃないの?」と感じたことのある方もいるでしょう。
確かに口の中に薬剤を入れて歯を人工的に白くするというのは、身体に悪そうなイメージがありますよね。
歯を白くする=歯が削れたり脆くなったりするのでは?と考える人も多いでしょう。今回は、そんなホワイトニングの不安を解消するために、安全なホワイトニングの仕方をご紹介します。
ホワイトニングは危険!?気になる疑問に徹底的に答えます。
不安に思われている事と、その真偽を解明!
ホワイトニングを受ける人が増加している一方で、ホワイトニングに対して次のような心配をしている方も多いようです。
- 歯が溶けてしまうのでは?
- 歯を削られてしまうのでは?
- 歯がもろくなってしまうのでは?
- 歯の神経が死んでしまうのでは?
実はここで挙げた不安に思われていることは、すべて事実ではありません。
というのも、ホワイトニング薬剤は使用をすることで歯が弱くなったり、痛めたりといったことがないと、厚生労働省できちんと認可されています。
そして国内外問わず、さまざまな大学で研究が行われているので、安全にホワイトニングができます。
アメリカでは99%の歯科医院でホワイトニングを行われていますが、今まで歯がもろくなったという事例は報告されていません。
ホワイトニング薬剤に使われている、過酸化水素水は、消毒液と同じ成分でできていて、濃度が36%以下なら、人体に影響はないといわれています。
ホームホワイトニングで使用されるホワイトニング薬剤の濃度は、主に3%程度のものが多いです。オフィスホワイトニングで使用される薬剤も、15%ほどの濃度のものなので、体内に入っても安全です。
この過酸化水素水には殺菌能力と洗浄能力があるため、ホワイトニング剤として長年使われています。
「ホワイトニング=危ない」が広まった原因
ではなぜ、歯が脆くなるなどといったうわさが生まれたのでしょうか。
実はホワイトニング薬剤の中には、厚生労働省の認可を得ていないものも存在します。
想像がつくかと思いますが、認可を受けていないということは、歯に何かしらのダメージを与える可能性があるということです。
これらの薬剤を使用してホワイトニングを行った場合、前述の歯が弱くなったり痛めたり…といったことが起こる可能性もあります。
ホワイトニングを行う際は、使用する薬剤が安心できる認可済みのものなのかを、必ず確認するようにしましょう。
これら認可が下りていない薬剤のほとんどが、「クエン酸」や「酢酸」を利用して作られたものです。
一見すると安全そうに感じますが、酢酸やクエン酸を使って、一度歯を腐らせた状態から白くしようという作用をもつので、歯が脆くなってしまいます。
価格が安いからといって安易に決めてしまうと、もしかしたら危険な薬剤を使用しての施術かもしれません。
値段に惑わされず、しっかりと調べることをおすすめします。
歯に安全なホワイトニングをしよう!
いくらホワイトニングが安全と言っても、上でご説明したようにすべてが安全というわけではありません。
歯に悪い影響を与えずにホワイトニングを行うには、どうやってホワイトニングしていくか、その方法をしっかりと見極める必要があります。
安全なホワイトニングとは?
前述の通り、厚生労働省の認可を受けている、安全なホワイトニング薬剤を使用している歯科医院で受診をしましょう。
安価だからといって、ホワイトニングを行う歯科医院の口コミや、使用薬剤を調べずに受けることは、とても危険です。
認可がおりていない薬剤を使用していないことをしっかりと確認したうえで、施術を受けるようにしましょう。
(海外で認可が下りているものの、厚生労働省での認可が下りていない場合の薬剤も多く存在します。)
それでも不安な場合はどうしたいいの?
それでもホワイトニングが不安…という方は、本格的な薬剤を使ったホワイトニングに取り掛かる前に、自宅で簡単にできるホワイトニング歯磨き粉を使ってみてはいかがでしょうか。
価格も安いものがほとんどで、ホワイトニングをしたときに起こる嫌な痛みもなく手軽にできるホワイトニング歯磨き粉は、細菌人気を高めています。
以下の記事でホワイトニング歯磨き粉を紹介していますが、これらホワイトニングキットの共通点は、「研磨剤不使用」ということです。
上で紹介しているホワイトニング歯磨き粉は、すべて研磨剤を使わず、天然素材のものや安心して使用ができる有効成分のみで歯を白くするので、お口のトラブルに発展しません。
リンゴ酸などの歯を白くする成分は、食品から摂取するのには限界がありますし、摂取しすぎると歯を弱らせる原因にもなります。
これらホワイトニングキットにもリンゴ酸が含まれているものが多く見受けられますが、どれも歯を悪くしない安全な分量で含まれているので、歯に悪影響を与えません。
研磨剤の何がマズい?
研磨剤なしの歯磨き粉を、ということを強調しましたが、研磨剤の何が良くないのでしょうか。
歯が白くなり洗浄能力も高いといわれている研磨剤ですが、歯にかかる負担は大きいです。
そのため、使い続けると歯が弱くなり、かえって歯が黄ばんできたり虫歯になったりと、口内トラブルを引き起こしかねません。
実は市販されている有名な歯磨き粉にも研磨剤が含まれているものも多くあります。
成分一覧に、炭酸カルシウムや水酸化アンモニウムなどが含まれてたら、研磨剤が含まれていることを疑って良いでしょう。
歯科医院や自宅で行うホワイトニングとは違い、あくまでもホワイトニング「歯磨き粉」なので、即効性はありません。
使い続けて効果が得られるものなので、1日使ったから歯が白くなった!ということはまずないでしょう。
この日までに歯を白くしたいという希望をお持ちの方や、即効性を求めている人は向いていないでしょう。少なくとも、2習慣以上は毎日使うことが必要です。
正しい方法を選べば、安全に歯を白くできる!
ホワイトニングをしたことがない人にとっては、歯に薬剤を塗ることに対して不安が多いですよね。
ホワイトニングは安全なものです。
ホワイトニングが一般化しており、訴訟大国のアメリカで、今日までにホワイトニング薬剤で歯が弱くなったという判例がないことが、何よりもの証明でしょう。
それでも歯医者さんのホワイトニングに不安を感じる場合は、まずはホワイトニング歯磨き粉からチャレンジしてみましょう。
このホワイトニング歯磨き粉はライフスタイルに合わせて使い分けができるので、忙しい人のホワイトニングに向いています。
即効性こそありませんが、歯に良い成分がふんだんに使われているので、白くすると同時に歯の健康を守ることもできます。
ホワイトニングは決して危険なものではありません。ぜひ一度試してみてくださいね。