毎日の習慣である「歯磨き」で歯を白くすることができたら、どれだけ簡単か…と考えたことはありませんか?
もし自宅で簡単に歯を白くできたら、それはそれは安上がりですし、痛みや通院といったストレスもないので、うれしいですよね。
歯科医院でホワイトニングをしたような、あの真っ白な歯を手に入れることは簡単ではありませんが、実は自宅でも白い歯を手に入れることは可能なんです。
今回は歯を白くする歯磨きの方法や回数、グッズについて、解説していきます。
毎日何回、どのタイミングで、どうやって磨くのがベスト?
まずは歯磨きの方法というよりは、いつ、どれくらい歯を磨けばよいのかを押さえておきましょう。
歯磨きする回数:2〜3回
歯磨きするタイミング:食事の30分後、就寝前
歯を磨く時間:5分〜15分
歯磨きの回数
ハミガキをする回数は、人によって違いがありますよね。毎食後行う方もいれば、朝晩二回だけ、朝だけ…など人によってさまざまです。
歯医者さんによると、歯磨きの理想の回数は「理想は1日5回、少なくとも2~3回」だそうです。
「1日5回」とは、起床後・就寝前・毎食後をさします。ただ実際には、毎日5回も磨くのは大変ですよね。
もし忙しくて5回も磨いてられないということであれば、「就寝前」に歯を磨くのをマストにして、1日2〜3回磨くようにしましょう。
虫歯菌はわたしたちが寝ている間に最も繁殖しやすくなっています。
そんなときに虫歯菌の食べ物になる食べカスが口の中に残っていると、より虫歯になりやすくなったり、歯が変色しやすくなってしまうのです。
歯磨きのタイミング
よく食べたらすぐに歯を磨くと良いと思われがちですが、実はこれは間違った解釈なんです。
食事のあとの口内は唾液がたくさん残っているのですが、唾液は虫歯酸が出す酸を中和してくれます。
この中和されている状態の口内を歯磨きしてしまうと、汚れを落とそうという力が強く働きすぎてしまう、歯に傷がつきやすくなります。
そのため、食事の直後に歯を磨くと、歯のエナメル質が傷つく恐れがあるのです。
歯磨きをするタイミングは、食事をし終わってすぐではなく、食後30分ほどたってからの方が望ましいでしょう。
歯磨きの時間
皆さん、歯を磨く時間はいつもどれくらいですか?これにも個人差がありそうですが、早い人だと5分以内に終わってしまうという人もいるのではないでしょうか。
歯磨きの理想的な時間は約15分間といわれています。15分間磨き続けるのって意外と大変ですよね。
しかし歯垢は、私たちが想像している以上に歯への吸着力が強く、べったりと張り付いています。そのため、シャカシャカと簡単に磨いたくらいでは、取り除くことができません。
力を入れてガシガシと磨けば良いわけではありませんが、一つの歯につき最低でも10回は磨く感覚で歯磨きをしなくては、汚れは落ちません。
毎回15分も歯磨きするのはさすがに大変だとは思いますが、せめて一つ一つの歯をしっかりと10回ずつ磨けているか、というところには注意するようにしましょう。
そうすれば、1回につき5分程度の歯磨きでも、十分な効果は得られるはずです。
効果的な歯の磨き方は?
歯磨きはただたくさんすればいいというわけではありません。次の2つに注意して歯を磨く用にしましょう。
- 歯磨き粉を使いすぎない
- 正しい磨き方で磨く
歯磨き粉を使いすぎない
「歯磨き粉は歯を綺麗にしてくれるから…」と歯磨き粉をたくさんつけて磨くのは間違いです。
歯磨き粉に含まれる発泡剤の力で磨けていると錯覚をしてしまうので、たくさんつけても意味がありません。
また市販の歯磨き粉の中には研磨剤が含まれている可能性もあるので、研磨剤の力により歯が削れてしまう恐れがあります。歯磨き粉でごまかさず、しっかりと磨くことが大切ですね。
正しい歯の磨き方
歯全体を均等にキレイな白さにするためには、やはり普段の歯磨きの仕方を見直す必要が多いにあります。
何気なく普段は磨いているかと思いますが、意識をしないで磨いていては磨き残しが多く、目に見えない部分に汚れが付着したままということが多々あります。
歯磨きを通して歯を白くしたいとお考えなのであれば、以下の点に気を付けて歯磨きをすることをオススメします。
- 歯ブラシの毛先をキチンと歯の表面に当てる
- 力任せにゴシゴシ磨かない
- 細かく歯ブラシを動かす
- 磨く順番をきめて、順序よく磨いていく
人それぞれ歯並びや口内環境が違うので、自分に合った磨き方を見つけるが大切ですが、上の3点は特に気にかけながら、歯磨きをするようにしてください。
時間はかかりますが、根気強く歯磨きをするようにしましょう。
歯磨きで歯がキレイになってる感覚、それってただの錯覚かも?
たくさん泡を出して歯を磨いて、うがいをすると口の中がスッキリしますよね。
でも、お口の中がスッキリしたからといって、歯がキレイになったとは言い切れません。
私たちが普段使用している市販の歯磨き粉には、必ずと言っていいほど発泡剤というものが含まれています。
これは口内で泡立ち、「歯キレイに磨いている」という誤解を生みだしやすいです。また泡立ちが気になって長時間磨くことが困難です。
そして歯磨き粉のスーッとした味も、お口の中がスッキリはするのですが、長時間口の中に含んでいるとピリピリとしてきて気になり、とても15分も磨いていられないですよね。
つまり市販の歯磨きに含まれている発泡剤のせいで、うまく歯磨きできていない、そしてそのことに気づけていないということがよくあるのです。
歯磨きで歯を白くしたいという方は、発泡剤が含まれていないホワイトニング専用歯磨き粉を使うようにしましょう。
普段泡立つ歯磨き粉に慣れているので、最初は逆に違和感を感じるかもしれません。ただ慣れてしまえば隅々まで磨くことができるので、スッキリ感もアップして歯も白くなります。
歯磨きで歯を白くするための歯磨き粉、歯ブラシの選び方
歯磨き粉は「ホワイトニング専用」のものを使おう!
まずはホワイトニング効果が望める歯磨き粉を、しっかりと選ぶことも大事です。
ドラッグストアなどで売られている歯磨き粉でも問題はないのですが、やはりホワイトニング効果に重点を置いた歯磨き粉を使うと、通常よりも結果が早く出ます。
ただ歯を磨いているだけでは、歯は白くはならないので、磨くことで歯を白くする効果を高めてくれる歯磨き粉を使うことが重要です。
以下では、最近人気のホワイトニング効果のある歯磨き粉を紹介しています。
上で紹介をした歯磨き粉は、どれも歯にやさしい成分でつくられた歯磨き粉のため、歯を弱らせることなくホワイトニング効果を得ることができるのが共通点です。
歯ブラシは「固さ」に注意!
しっかりとこびりついた歯垢をガシガシと固い歯ブラシで磨いたら、簡単に取れるような気がしませんか?
実はこの考えは間違いなんです。
固い歯ブラシで力強く磨けば、その分歯のエナメル質が削れてしまい、かえって虫歯や黄ばみの原因になってしまいます。
そのため歯ブラシを選ぶ際は、必ず「普通」の固さの歯ブラシを選ぶようにしましょう。
歯を白くするための歯ブラシの選び方は、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
毎日の習慣だからこそ、少しの工夫で大きな効果!
歯を白くするためには、普段の歯磨きに少し工夫が必要なことがわかって頂けましたでしょうか?
効果を上げるためにホワイトニング歯磨き粉を使用するのも手ですが、一番は歯磨き習慣の見直しです。
正しい歯磨きの仕方を習得して、歯磨きでホワイトニング効果が得られるようにしていきましょう。