歯に白い斑点が!ホワイトスポットの正体と治し方

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「ホワイトスポット」という言葉をご存知でしょうか。

ホワイトスポットとは、歯の表面にできる白い斑点のことで、人間のお肌で例えるとシミのようなものです。
これができてしまうと、周りの歯の色との見た目に違いができてしまいます。

今回はなぜホワイトスポットはできてしまうのか、その原因と対処法まで解説していきます。

ホワイトスポットの原因・症状とは

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ホワイトスポットは別名「エナメル質石灰化不全症」といいます。
これは歯の表面をおおっている薄いそうである、エナメル質の症状の一種です。

歯のエナメル質は8歳くらいまでの間に形成されるものです。
ホワイトスポットはエナメル質が形成されていく途中で、以下のようことが起こるのが原因と言われています。

 icon-hand-o-right ホワイトスポットの原因になるもの
  • 栄養不足
  • 高熱や肺炎などの疾病
  • フッ素が多く含まれている飲み物(紅茶・緑茶など)の過剰摂取
  • 乳歯や永久歯の虫歯
  • 十分な歯磨きをしていなかった

これらが原因となって、エナメル質がうまく育たずにホワイトスポット、つまり白い斑点になってしまうのです。

顔のシミと同じく、一度できてしまうと解決するまでに時間がかかってしまう厄介者です。

ホワイトニングでホワイトスポットができる!?

巷で「ホワイトニングをしたらホワイトスポットができる」という噂が流れているようです。

結論から言うと、ホワイトニングを行ったことで、ホワイトスポットができることはありません。

しかしもともとホワイトスポットを持っていた場合、ホワイトニングの施術から24~48時間の間は、ホワイトスポットの白さが濃く出ることがあります。

これは時間とともにもとに戻るので問題はありません。

放置しているとどうなる?

一般的にホワイトスポットは、虫歯とおなじく歯磨きが完全にできていないのも原因のひとつといわれています。

本来の歯のエナメル質は、透明感があるものですが、歯の汚れがきちんと落ちず付着したままでいると、その汚れから酸が発生し、その部分だけ歯が白く濁ってしまいます。

この状態では歯のカルシウムバランスが崩れてしまいます。

遺伝や外傷などといった理由ではなく、汚れからくるホワイトスポットの発生なのであれば、放置をしていると虫歯が悪化してしまう可能性もあるので、見つけた場合は早急に対処しましょう。

ホワイトスポットの治療法を紹介

ではホワイトスポットはどのように治療していけば良いのでしょうか。

以下で、ホワイトスポットの治療法とその方法を紹介していきます。

治療法 方法
ホワイトニング 軽度のものや小さいものであれば

ホワイトスポットの色に合わせてホワイトニングをすることで、周りの歯をなじませることができます。

マニキュア 爪のマニキュアのように歯に塗るタイプの白いコーティング剤です。市販のものは1日、歯科医院で行えば1か月持続しますが、長期的なものではありません。
コンポジットレジン ホワイトスポットの部分を削って、虫歯の治療時に使う歯科用プラスチックの「コンポジットレジン」という詰め物をする治療法です。時間と共に劣化をするものなので、メンテナンスが必要です。
ラミネートべニア 歯の表面全体を薄く削り、セラミックの人工歯を貼り付ける方法です。
マイクロアブレーション ホワイトスポットの部分を、特殊な薬剤を使って研磨し、削る方法です。軽度のホワイトスポットなら隠すことが可能ですが、重度の場合は完全に消すことはできません。
アイコン 歯を削らず、特殊な樹脂を使ってエナメル質を補強し歯の色となじませる方法です。一番新しい治療法なので、まだ行っている歯科医院が少ないという難点もあります。
MIペースト 軽度のホワイトスポットのみに有効な方法です。MIペーストというペーストを数か月間毎日ホワイトスポットに塗り込み改善へと導きます。こちらの方法は乳製品のアレルギーをお持ちの方は行うことができません。 

上記が、今現在行われている、ホワイトスポットの治療方法です。

一般的には、一度ホワイトスポットができると簡単には治すことができないといわれています。

そのためこれらの方法がすべての人に効果があるとは言い切れません。

ホワイトスポットを治療する上での注意点

最も気軽にできる方法としては、ホワイトスポットにはホワイトニングが効果的といわれています。
歯科医院で行うホワイトニングは、その道のプロのしっかりとしたカウンセリングを受けてからの施術となるので、安心安全です。

ただ自分自身でインターネット等でホワイトニングキットを購入して行う場合は注意が必要です。

特に歯が白くなると話題の、海外のホワイトニングキットには、研磨剤や酸が多く含まれていて、歯を削ってしまったり溶かしたり…と悪影響があります。

特に、ネットで評判の良かったアメリカからの輸入品をを使ってみたら症状が悪化して取り返しの付かないことになってしまった、ということもあるようです。

おすすめは「研磨剤なしのホワイトニング歯磨き粉」

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ホワイトニングキットを購入する際は、なるべく厚生労働省の認可を得ているものや、研磨剤不使用のものを使用するようにしましょう。

以下のページでは研磨剤なしのホワイトニング歯磨き粉を紹介しているので、参考にしてください。

研磨剤なしのホワイトニング歯磨き粉ランキング!効果と安全性を両立できるのはどれ?

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上で紹介しているホワイトニング歯磨き粉は、研磨剤を使用していないので、歯の健康を害することはありません。
しかもどれもホワイトニング効果を得られるだけでなく、歯そのものを健康にする効果があります。

歯は、ただ白くするだけでは意味がありません。

その白さを持続させるためにも口内トラブルを防ぎ、歯を健康な状態に保ち、そして美しい歯をキープすることができるのが研磨剤なしのホワイトニング歯磨き粉です。

ホワイトニング歯磨き粉で効果が出なかったら歯医者に行こう!

もしホワイトニング歯磨き粉を使ってみて、それでもホワイトスポットに改善が見られないようであれば、素直に歯医者に行くのが一番です。

「歯医者まで行くのは面倒」「高い治療費を払うのは嫌」と考える方もいるかもしれません。

ただホワイトスポットの原因はひとそれぞれです。歯医者さんでしか治療できない可能性もあるので、しっかりと診察してもらうようにしましょう。

ホワイトスポットを見つけたらすぐ対策!ただし対策法はしっかり選ぼう

ホワイトスポットは、さまざまな原因からできるものですが、周りの歯と同じような白さにすることも可能なことがおわかり頂けましたでしょうか。

ホワイトスポット自体は、初期虫歯と同じ状態であるため、放置をしていると虫歯になる危険性も高いので、見つけたらすぐに対策するようにしましょう。

多くの治療法がありますが、健康な歯をできるだけ傷つけずに解決したいものですよね。
ホワイトニングでホワイトスポットができることはないので、治療法として取り入れたいところです。

特に安価で時間も手間もかからない、ホワイトニング歯磨き粉を使用した方法がお勧めです。

ただし、ホワイトニングキットをインターネットで購入する際は、必ず研磨剤を使っていない、歯にやさしい成分でホワイトニングができるものを購入るように心がけましょう。

厚生労働省の認可が下りているものを選んでおけば、後になって後悔することもないでしょう。

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